企画のつくり方

パワポでできるクイズ大会|盛り上がる問題の作り方とスライド構成

2026-07-11|読了目安 8分|執筆: 社内イベント百貨店 編集部(株式会社オージャスト)

クイズ大会が社内イベントの定番であり続ける理由

忘年会・新年会・懇親会の企画で迷ったら、クイズ大会を選んでおけばまず外しません。理由は3つあります。

・全員が同時に参加できる(余興の「見ているだけの人」が生まれない)

・お酒を飲まない人も、若手もベテランも同じ土俵で戦える

・パワポとプロジェクターさえあれば追加コストほぼゼロで実施できる

そして何より、クイズは「問題」を社内ネタにした瞬間、その会社だけのオリジナル企画になります。市販のクイズアプリでは出せない「うちの会社の話」で笑えるのが、パワポ自作クイズの最大の強みです。

この記事では、問題づくりの原則、スライド構成のテンプレート、当日の運営のコツを順に解説します。

盛り上がる問題づくりの3原則

問題づくりで押さえるべき原則は3つです。

・原則1: 社内ネタを軸にする。「社長が朝一番に必ず飲むものは?」「昨年もっとも経費申請が多かった部署は?」など、答えを聞いた瞬間に会場がざわつく問題が理想です。ただし特定の個人をいじる問題は、本人に事前に許可を取ってください

・原則2: 難易度曲線を設計する。序盤は全員が正解できるサービス問題、中盤に差がつく問題、終盤に大逆転を狙える高配点問題を置きます。目安は「易4:中4:難2」。最初の問題で誰も答えられないと、その後の空気が重くなります

・原則3: 視覚化する。文字だけの問題より、写真・音・映像を使った問題のほうが確実に盛り上がります。「この社員の入社当時の写真は誰?」「この効果音は社内のどの機械?」など、スクリーンならではの出題を混ぜてください

問題数は、1問あたり出題から正解発表まで約2分かかるため、30分の枠なら12〜15問が適量です。

スライド構成テンプレ:1問は「出題→シンキングタイム→正解発表」の3枚

パワポのスライドは、1問につき次の3枚を1セットにします。

・1枚目(出題): 問題文は最大2行、フォントサイズは40pt以上。会場の最後列から読める文字が絶対条件です。選択肢はA〜Dの4択にすると、後述の回答方式が運用しやすくなります

・2枚目(シンキングタイム): 「考え中」のスライドに10〜20秒のカウントダウンを入れます。画面切り替えの「自動的に切り替え」機能を使えば、タイマーアプリなしでカウントダウン演出が作れます。ここでBGMを流すと一気にテレビ番組感が出ます

・3枚目(正解発表): 正解を大きく表示し、解説や裏話を1〜2行添えます。アニメーションで「ため」を作ってから正解を出すと、会場の緊張と歓声が最大化します

この3枚セットを問題数ぶん複製すれば、スライドの骨格は完成です。表紙・ルール説明・中間結果発表・最終結果発表のスライドを足して、全体で50枚前後になります。

運営のコツ:回答方式とチーム戦の設計で決まる

スライドと同じくらい重要なのが、回答方式の設計です。規模別のおすすめは次のとおりです。

・〜20名: 個人戦+挙手や回答ボードでOK。100円ショップのホワイトボードで十分です

・20〜100名: 4〜6名のチーム戦にして、チームごとにA〜Dの回答カードを掲げる方式が最も運営しやすいです。採点係を1名立て、集計表で得点管理します

・100名超: 全チームの回答確認が困難になるので、代表者回答制か、スマホ回答ツールの併用を検討します

チーム編成は部署シャッフルが原則です。同じ島の同僚同士では交流が生まれません。また、司会と採点係は必ず分けてください。兼任すると集計のたびに進行が止まり、中だるみします。

機材面では、プロジェクターの明るさが体験を左右します。宴会場は照明を完全に落とせないことが多いため、3000ルーメン以上の機種を用意すると、明るい会場でもスライドがはっきり見えます。

作る時間がないなら「プロ制作のゲームスライド」という手もあります

ここまで読んで「作れそうだけど、そこまでの時間はない」と感じた幹事の方も多いはずです。実際、15問構成のクイズスライドを演出込みで自作すると、問題づくりからアニメーション設定まで10時間前後かかります。

その場合の選択肢が、プロが制作した余興用ゲームスライドの活用です。テレビ番組さながらの演出・効果音・カウントダウンが組み込まれた状態で手に入るので、幹事は問題の中身を考えることに集中できます。1万円程度からと、企画代行(100万円〜)に比べて桁違いに手軽です。

さらに本格的にやるなら、イントロクイズ形式の企画キット「クイズイントロドン」のように、機材と進行がセットになった商品もあります。「自作」「スライドだけプロ」「企画ごとキット」の3段階から、幹事の余力に合わせて選んでください。

クイズ大会は、準備した分だけ確実に返ってくる企画です。まずは3枚テンプレで1問、試作するところから始めてみましょう。